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日本の心と文化を残し伝える
柳原料理教室は、東京・赤坂で70年続く日本料理の料理教室です。
近茶流宗家 柳原尚之
たとえば、ほうれん草のおひたし。なんてことないようでいて、とても奥深い料理です。
色よく茹でたほうれん草を、巻き簾を使って程よく水気を絞り、器に形よく盛る。これだけで、りっぱな家族へのおもてなし料理です。
そして、器、盛り付けを変えれば懐石料理にもなります。
日本料理とひとことで言っても、寿司や天ぷらからお茶の席で出る懐石料理にいたるまでさまざまです。しかし、わたしはどんな料理でも基本は同じだと考えています。基本を丁寧に学んでいけば、 家庭でいただく料理が、きっと心豊かなものになっていくことと思います。
食材の下準備、切る技術をはじめとした料理法、盛り付け、器などを意識して身につけていくことで、料理はかならず、おいしく、美しく変わるものです。
わたしは料理がもつ「ストーリー」を大切にしています。その料理がどのように生まれたのか。暦、土地、食材、時代。どの料理にもその背景があります。そして年中行事、作法、古くから日本人が願いをこめてきた節句料理。そういったレシピだけでは表すことのできない料理のストーリーも、皆さんとともに共有できたら嬉しく思います。
日本料理のおいしさ、美しさ、楽しさを皆さんと分かち合い、そして残し伝えていくことが私の願いです。
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今後、日本料理・日本文化についての情報も発信していけたらと思っています。
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